「技術者vs経営者」と誤読する人々

最近、自分自身が会社との付き合いで感じていたことを、id:dankogaiがなんだか卑猥なおもしろい喩えで書いていた。

日本の技術者の多くは職場という「ベッド」の上で「マグロ」すぎるのではないか。だからイッてもいないのに、「熟柿(じゅくし)臭い息」で「イってる」と言われてしまうのだ。どこを攻めて欲しいか言ってあげないのに、イけないのをカレのせいにされてもねえ。
さらに、こう書いている。
「自分で何とかしてしまう能力」。これが「マグロ技術者」に最も欠けているものだ。残るにしろ辞めるにしろ、結局足りないものを経営側に選んでもらっているにすぎないではないか。残る場合には、今日の経営者に、辞める場合には、明日の経営者に。
 
これに対して、はてなブックマークのコメントで
『ちゃんと耕し、分け前をパクられそうになったら喧嘩する』だとか
『確かに報われる側が不満を口にしないというのはある』
というように、
"会社と対立すること"だと誤読している人がいるみたいだけど、
喧嘩するだとか不満を言う前に、やるべきことがあるでしょ。
 
こう言うと『俺は、ちゃんと働いて、成果も上げている』とか脊髄反射で答える人がいるんだけど、それだけじゃだめ。
"会社にとってメリット"がないと、文句言ってもただのうるさい人にしか思われない。
 
俺の好きなちょっとエッチな喩えでいうと
「マグロ」な技術者がどんなに『ここを攻めて!』とわがままに叫んでみても
「自分もイきたい」経営者は『こいつ、うるさい奴だなぁ』としか思わない。
ちゃんと攻めて欲しいのなら、下からでも腰を振って相手を喜ばせてあげなければいけない。
相手が『こいつがいないと満足できない』と思い始めた頃合を狙って
『ここを攻めて欲しいの』と言う。
それだけで、相手は大体言うことを聞く。
(もし聞かなければ、違う奴に鞍替えするとほのめかしてみる。)
 
会社相手に『できる奴です』とアピールしなければ、
いくら提案をしてもだいたい無視される。
 
相手がやってあげたくなる(失うと大きい損失だと思わせる)ように仕向ければ、対立することもない。
たとえ今の経営者が鈍感な奴でも、アピール力があれば他の経営者が欲しいと思うはず。
 
すぐけんか腰になる前に、相手をメロメロにしてしまう術を考えたほうがいい。
と、女にメロメロにされてばっかりの俺が言ってるのでした。